寒い季節になるとファスナーを日常的に開けたり閉じたりします。
でも油断していると、何とも簡単に壊れてしまいます。
お気に入りのジャケットがもう使えなくなってしまった・・・と思う前に、出来る限り自分で修理出来るなら、それに越したことはありませんよね。
と言うことで、ジャンパーやブルゾンに付いている、ファスナーの修理について、その方法と日頃から行えるメンテナンスについてご紹介します。
Contents
ファスナーの破損パターンは全部で4つある?!
ジャンパーやブルゾンのファスナーが破損するパターンは、大きく分けて4つあります。
そのいずれも、ジャンパーやブルゾンだけではなく、様々な衣類についているファスナーの破損パターンに共通しておりますので、これを覚えておけば、いざという時に役立ちますよ!
ファスナーが上がらなくなる
ファスナーが何かしらの原因で上がらなくなってしまう破損パターンです。
何故動かなくなるのは分からないことが多く、突然、この現象を起こしてしまいます。
力任せに引っ張ってみても、なかなか動こうとしない破損パターンですね。
ファスナーを閉じても開いていく
ファスナーがその仕事を放棄した状態で、閉じても勝手に開いていく破損状態です。
この場合、閉じる工程が駄目になっていることが多く、ちょっとした工具を使用して修理を施す必要があります。
ファスナーとして、まったく機能しないので早急に直したいところですね。
ファスナーが布を噛む
布をかんでしまうと、布の方に穴ができてしまう可能性があるので、出来れば避けたいファスナーの破損パターンです。
もし、布をかんでしまったら、出来るだけ布を傷つけないように対処しなければなりません。
布を噛むこの状態は、ファスナーの上げ方を気をつけてさえいれば、防げることも多いです。
ファスナーが片方が取れる
ブルゾンやジャンパーのファスナーでは、あまりこの破損パターンは見られません。
何故ならば、常時つながっている状況が少ないからです。
しかし、ファスナーが片方外れてしまった時は非常に困ります。
これらの破損パターンから今度は、それぞれの簡単な修理方法をご紹介します。
今、まさにお困りのあなたにとって、非常に助かる情報をなっております。
ブルゾン・ジャンパーのファスナーを簡単に修理する方法は?
ファスナーの修理には、そのままで行える場合と、工具などが必要な場合はあります。
そこで、それぞれの破損パターンの修理方法をお送りします。
ファスナーが上がらなくなったら
ファスナーが動かなくなったら、最初に試したいこと!
それは下げて戻すことです。
ファスナーは、かみ合わせの不具合により、動かなくなることが多いため、真っ先にこの方法を試しましょう。
またガチャガチャと、行ったり来たりをするのも有効な手段です。
大抵これで動くようになりますが、それでもファスナーが上がらない場合、潤滑油などを使いましょう。
単純に滑りをよくすることで、ファスナーの動きを回復させます。
ファスナーを閉じても開いていく
ファスナーが閉じたそばから開いていく原因は、ファスナーのかみ合わせが乱れていたり、開閉部品が緩んできて、ファスナーのかみ合わせが悪くなったせいです。
そこで最初に試したい方法は、ファスナーのかみ合わせをチャックすること。
ここが変に歪んでいるなら、ペンチなどで平らにならしましょう。
特に異常がないのならば、次は開閉部品の緩みを閉じましょう。
開閉部品の緩みは、裏側を締めることで修理できます。
これによりファスナーが閉じたそばから開いていく現象を直すことが出来ます。
ファスナーが布を噛んだら
ファスナーが布を噛むのは、ほとんどが不注意が原因です。
そのため、もし布を噛んでしまった場合には、慌てないことが大切です。
対処方法は、布をファスナーから引き抜いてみること。
ヘタにファスナーの開閉部品を動かしてしまうと、布に被害が及んでしまう可能性が増えるため、まずは布を引く抜くことです!
しかし、布の噛み具合があまりにもひどい時は、ファスナーの開閉部分に手を加えましょう。
マイナスドライバーをファスナーの開閉部品と布の間にある隙間に差し入れて、少し広げてみます。
もちろん、この時に布を傷つけないように慎重に行う必要があります。
ファスナーが片方取れたら
ジャンパーやブルゾンでは、あまり起こらない現象ではありますが、ファスナーの片方が完全に取れてしまったら修理するのは大変です。
この場合は、過度な力がファスナーに掛かってしまった為に壊れてしまったので、大抵はファスナー部分が大きく変形している状況です。
その為、縫製を解いてファスナーを交換する必要があります。
もし交換しないのであれば、開閉部品を大きく開いて、外れたファスナーの歯に取り付けて、再び締め付ける必要があります。
どちらが簡単な修理内容かといえば前者であり、オススメするなら完全交換です。
しかし、同一のファスナーが入手できるのか?この点がネックとなっております。
ファスナーの修理は、壊れ方次第では簡単に直すことが出来ます。
一方で、交換しなければ直せない場合もあるので、ご注意下さい。
ファスナーの修理後に行いたいメンテナンスとは?
ジャンパーやブルゾンのファスナー修理を行った後は、こんな作業は面倒だと思うはずです。
そのため、日々のメンテナンスをしっかりと行いたいものです。
また多くの場合、日々のメンテナンスをしっかりとすることで、防げる場合があります。
- 普段の開け閉めを気をつける
-
ファスナーが壊れる時、過剰な力がかかっている場合が多いです。
そのため開閉時には、ゆっくりと力を込めずに行うことをオススメします。
- 違和感を感じたら
-
どんな違和感を感じたのか?考えましょう。開閉部品が緩んでいると感じた場合は、今のうちから絞めておきましょう。
また、すべりが悪くなったと感じたなら、潤滑剤を使用してファスナーの滑りを良くしましょう。
たったこれだけのメンテナンスを行うだけでも、ジャンパーやブルゾンのファスナーは長持ちします。