一昨年辺りから再ブームの兆しが見え始め、昨年度には売り切れるお店も続出するほど売れた「MA-1」。
今シーズンもまだまだその人気は続きそうです。
MA-1の強みは、組み合わせやすさであり、様々なファッションのアクセントに活用されております。
また、市販されているワッペンを購入し、自分でカスタマイズし易い点も喜ばれています。
そこで、MA-1を誰でも手軽にカスタマイズ!と言うことで、ワッペンの取り付け方を中心に役立つ情報をお届けします。
Contents
MA-1はフライトジャケットだからワッペンがよく似合う?
MA-1がアメリカ空軍のフライトジャケットであることは有名な話であり、あのミリタリー感を醸し出すスタンダードな色は地上におりた際、自然の地形とカモフラージュし易い所から来ています。
また、MA-1は裏地にも特徴的な色彩を配していますが、こちらも軍服であること思い起こさせるものであり、緊急事態を示すエマージェンシーカラーとなっています。
MA-1がシンプルな作りであるのも軍服の特徴であり、引っかかる部分が少なく、動きの邪魔をしないデザインが採用されています。
さらに軍服は、撃墜した敵機の数や階級を表すバッジなどが装飾される影響からか、プリントなどのデザインが施されていませんが、MA-1もそれに倣って見た目にもシンプルです。
この事は、軍服としてならスタンダードとして捉えることが出来ますが、カジュアルなファッションとしては物足りない物であり、それを補うため、良くワッペンが取り付けられます。
ワッペンがよく似合うのは、MA-1が軍服であるがゆえのものであり、デザインが過度に施されていない為だと言えます。
ものすごく簡単だった?MA-1にワッペンを取り付ける方法!
MA-1にワッペンを取り付け、自分好みのカスタマイズするのは、特に難しいことはありません。
市販されている多くのワッペンには、あらかじめアイロン用の糊が裏面に付着している為、簡単に接着出来ます。
では具体的かつ、手軽で安全なワッペンの取り付け方をご紹介します。
MA-1にワッペンを取り付ける方法
- MA-1を用意し、ワッペンを取り付ける位置を確認する。
- お好みのワッペンを用意し、接着予定の場所にのせる。
- アイロンを温めておき、ワッペンの上にあて布を置く。
- あて布の上から、ゆっくりとアイロンをかける。
- アイロンをかけ終わったら、冷えるのを待つ(冷えることで、接着に使われた糊も乾く)。
- しっかりとついている事を確認し、終了。
この時、注意して頂きたいことは火傷です。ぜひ、お気を付け下さい。
MA-1へのワッペン取り付け中に遭遇する困った事と解決策
MA-1にワッペンを取り付けようとした時、困ったことに遭遇する場合があります。
例えば、アイロンプリント用のワッペンなのに、アイロンを持っていないとか、付け方を間違えたとか。
こうした事態に遭遇してしまった場合の対策をご紹介します。
アイロンを持っていない!
男性の一人暮らしでは、アイロンを持っていないことは良くあることです。
しかし、MA-1にワッペンを取り付けたいとお考えなら、アイロンの代わりとなるものを探しましょう。
- 鍋やフライパンで代用
-
片手持ちが可能な小降りの鍋やフライパンであれば熱することで、アイロン代わりに使えます。
ただし、温度調整が難しいため、気を付けなければなりません。また、あて布は必須です。
- ドライヤーやヘアーアイロンで代用
-
ドライヤーは熱風を至近距離から、ヘアーアイロンはしっかり挟んで使用します。
ドライヤーの場合は、最後に冷風を送ることで、しっかりと素早くワッペンがくっつきます。
とは言え、アイロンほどの熱が期待できるのか?また、MA-1自体の生地に影響はないのか?など心配事も多く、あまりオススメは出来ません。
もちろん、あて布は必須です。
なお、衣類を接着する裾上げテープなどは、100℃以下では溶けない仕様になっています。
そのため、可能性があるとすれば前者の鍋やフライパンを利用するというものです。
炭を中に入れて温める、炭火アイロンを今でも使用しているテーラーを見たことがありますが、鍋やフライパンならば、これと同じ状況を作り出すことが出来ます。
ただ、インターネットの通販サイトでは、1000円以下でもアイロンを購入することが出来ますし、この機会に購入しても良いかもしれませんね。
- ワッペンに糊が付いていない!
-
ワッペンに糊が付いていないのであれば、糊を買いましょう。
使い勝手がよく、しっかりと接着する衣類用の糊は、600円前後で購入することが出来ます。
これを購入し、ワッペンの裏面に糊を塗り、MA-1に取り付けましょう。
接着力に不安がある場合は、MA-1の本体側にも糊を塗ることで対処出来ます。
- ワッペンの取り付け位置に失敗した!
-
ワッペンを予定していた箇所ではなく、別の位置に取り付けてしまった場合、非常に困りますよね?
MA-1の生地は決して耐久性に強いわけではなく、わりと簡単に破れてしまうため、無理やり剥がすことは危険・・・。
そんな時の対処方法は、再アイロンです。
もう一度、ワッペンの上からアイロン掛けを行い、冷えて固まった糊を融解させます。
十分温めたら、火傷に注意してワッペンを剥がしましょう。
その後、問題となるのはMA-1側に付いた糊のカスです。
指で取るには取りにくく、こすり取るには、生地を傷めてしまう可能性があるため、なかなか難しい問題です。
そこで今度は、キッチンペーパーなどのツルツルしていない丈夫な紙を用意し、糊のカスが残る部分に上からかぶせ、アイロンがけをします。
残った糊のカスは、こうする事でキッチンペーパーにくっつき、MA-1から綺麗に剥離します。
これを糊のカスが、完全になくなるまで行うことで、失敗を帳消しにして元通りになります。
なお、ガムテープなどの粘着性の高いもので、ペタペタやるのも有効な手段の一つですが、ヘタにやるとMA-1の生地を傷める可能性があるので注意が必要です。
以上の様に、何か困った事態が起こった際も、冷静に対処して頂ければ、解決する糸口は見つかります。
MA-1やワッペンのオリジナル制作について
最後にオーダーメイド作成の専門店である、スタッフジャンパースターとして。
当店では、オリジナル制作用のMA-1素材を2タイプ取り扱っております。
中綿が入る事で防寒性を高め、冬のアウターとしても活用できる7480-01|タイプ MA-1 ジャケット(中綿入)。
薄手の生地が軽快に羽織ることを意識させるカジュアルファッションに最適な1450-01|N/Cライト MA-1 ジャケット。
いずれもオリジナルプリントが施せる物であり、お好みのスタイルで楽しむ事が可能です。
また、こうしたMA-1の素材を無地でご購入頂き、ワッペンを取り付けることも可能です。
オリジナルワッペンの制作に関しましても、お気軽にご相談頂ければ幸いです。