ダムマニアの存在が世間的に広まりつつある現在、ちょっと興味があるからダム巡りをしてみようかな?と考える人もおられることでしょう。
また、迎え入れるダムを管理する側として、せっかく着てくれた見学者の皆様をもてなしたい気持ちもあるでしょう。
そこで今回、ダム見学のための予備知識とあると便利なアイテムをご紹介します。
Contents
実はかなり古い!日本のダムの歴史について
まずはダム見学に興味がある人へ向けて、日本のダムは、かなりの歴史があるんですよ!って話から。
そもそもダムは英語読みなので、歴史が浅いものと思われるかもしれませんが、日本では堰堤と呼ばれており、歴史はかなり古いものです。現在、判明しているもっとも古いダム認定とされている物は、大阪府大阪狭山市にある狭山池です。
この狭山池、なんと616年に伐採された木材を使用していることが科学的な調査で判明しました。
616年と言えば、大化の改新が起こる約30年も前です。歴史の教科書で縄文、弥生と来て、わりと最初の方で勉強する歴史的な出来事よりも前に、最初のダムが建設されていたというのだから驚きです。
なお、それ以前にも古事記や日本書紀に記されている様に、確認出来ないダムや溜池が色々と作られていたことも付け加えておきます。
日本は古くから水害と戦ってきた歴史があります。そして、稲作文化です。だからこそ、ダム(堰堤)は重要とされてきたでしょうし、その恩恵を受けてきたことが伺えます。
ちなみにダム建設はその後も続き、戦国時代にはそのノウハウを利用して、羽柴秀吉が水攻めという軍事目的での使用も行われました。
水力発電の始まりは?
ダムの建設は水を堰き止め水害の予防、生活水の確保の他、水力発電などにも活用されています。この水力発電が始まったのは、1911年の電気事業法の施行がきっかけとなりました。
ダムは現在2700基以上と、思ったよりもだいぶ多い数が建設されています。日本は狭い領土の国ですが、大がかりなダムを2700基以上も保有していることを考えると、それだけ水に対する準備がなされていることが伺えます。
ダム見学者を受け入れることはメリットをもたらす?
今度はダム見学を受け入れる側の皆様への情報として、見学者を受け入れることはメリットをもたらすと言うことをご紹介します。
当然、ダムの見学者は興味があってダムに足を運んでくる物です。これを置き換えれば、商品に興味があって食べに来たり、買いに来たりするお客様と言うことになります。
現在、ダムマニアが増えている背景には、SNSを始めとするソーシャルネットワークの発達がその理由に挙げられますが、見学に行ったダムの印象が良ければ、SNS上で宣伝すると思いませんか?
ダムの公式限定グッズなどがすべてのダムにあるとは思いませんが、こうした販売できるコンテンツがあるダムにとっては、見学者が増えることはそれだけ売上が増えることに繋がります。
さらに売上が増えると、もっと色んなことを行えるようになり、より幅広い訴求に繋がるのではないでしょうか?
ダム見学に行く際に準備しておきたい物は?
ダム見学に行く際、出来るだけ準備しておきたいアイテムをご紹介しましょう。
ダムが建設されているのは、どの地域でも郊外と呼ばれる様な、人通りが少ない場所です。大きさは様々ですが、そうは言っても巨大な建設物なので、街中に作ろうとすると、多くの反対が出て来るでしょう。
一方、人里離れた郊外であれば反対の声も少なく、建設をすることが出来るでしょう。もちろん、他にも様々な理由はあるでしょうが、ダムの多くは人里離れた郊外に作られています。
だからこそ、準備しておきたいものがあります。
ダム見学時に準備しておきたいこと
ダムの建設場所を考えると、山の中や川の上流であることは想像できます。と言うことは、夏でもそれほど暖かくないことでしょう。と言うことはつまり、旅行気分で軽装のまま、ダム見学へ向かった場合、肌寒さを感じてしまう可能性もあります。
これを軽減するために、ジャンパーやブルゾンなどを上から羽織ることで、肌寒さを防ぐことが出来ます。これは見学者側、受け入れる側、それぞれが準備しておくことで、安心して見学を行うことが可能になるでしょう。
寒さを堪えながらダム見学をするのもいいですが、体調を崩す恐れがありますので、くれぐれもご注意下さい。
受け入れる側の皆様は、スタッフとお揃いのオリジナルジャンパーやブルゾンを制作したり、見学者への貸出を始めてみてはいかがでしょうか?